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2012年度「デートDV防止あざれあ出前セミナー」が開催されました

 2012年度「デートDV防止あざれあ出前セミナー」が、7月12日(木)午後4時20分から6時50分まで、一般教育棟2107教室にて開催されました。

 このセミナーは、学生を中心とした若い世代の人々を主な受講者として、未婚の男女間における暴力としてのデートDVについて、基礎的な知識を学び、理解を深めてもらうことを目的に、静岡県男女共同参画課が大学と協力して、講師を派遣し出前セミナーを実施するというもので、本学でも例年県との連携のもと、学生、教職員から一般県民にまで、広く公開して実施してきているセミナーです。また本学の全学共通科目「男女共同参画社会とジェンダー」の授業の一環としても位置付けられています。

 講師には、デートDV防止教育プログラム・ファシリテーター(アウェア認定)でカウンセラーの松林三樹夫先生をお招きして、90分にわたり講義を行っていただきました。出席者はおよそ120人、教室はほぼ満員の状態で盛況のうちに開催されました。

 講義では、まず現在の日本のDV、デートDVの実態が数字を挙げて説明され、それが人権、人間の尊厳を侵害する行為であることが明確に指摘された上で、デートDVの種類についても心理的暴力、言葉の暴力、身体的暴力、性的な暴力、経済的暴力などそれがきわめて多岐にわたることが具体的に例示されました。

 その上でなぜDVが発生するかの原因論として、社会の中に蔓延している暴力容認の意識、<女らしさ><男らしさ>の固定観念を作り出すジェンダー・バイアス、力による他者への支配のあり方、さらにとくに激しいDVに関して心に傷を負わせるようなトラウマの体験などがそれぞれ原因として指摘され、愛に暴力は不要であることをしっかり認識することの大切さが説かれました。

 そして、デートDVとどう向き合うかに関して、もしも友だちが、あるいは自分が、被害者あるいは加害者だったら、という想定で、言ってはいけない言葉や対応の仕方について、やはりきわめて具体的な例をもとに、望ましい方法が詳しく説明され、日本で遅れているDV加害者プログラム(カウンセリング)の意義と重要性についても論じられました。また最後に、愛とは何か、という根本的な課題についても、自己研鑽やコミュニケーションの重要性、あるいは愛と性の関係についても、「愛」「相」「合」といった言葉の内容や、テレビドラマの例を取り上げながら、大変わかりやすく論じていただくことができました。

 本センターでは、今後も静岡県と連携・協力しながら、こうしたデートDV防止のための外部講師によるセミナーをはじめとして、男女共同参画の推進のためにさまざまな講座、講演会、セミナー等を主催、共催していきたいと考えています。

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