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男女共同参画社会の形成と展開〜世界と日本の動き(4月26日、担当:犬塚協太)

  全学共通科目「男女共同参画社会とジェンダー」の3回目の授業が、4月26日(木)5限に行われました。

 前回、前々回に引き続き今回も犬塚センター長が担当し、性別役割分業の歴史的展開や男女共同参画社会の必要性を中心に講義が行われました。とくに、性別役割分業というジェンダーが近代社会以降に広まったこと、その背景には、近代の産業構造が農業中心から工業中心に変化し、家族の内と外が異なる労働の場として分離したこと、家族の外のペイドワークに男性、内のアンペイドワークに女性を分離するイデオロギーが資本主義市場経済と国家によって浸透したこと、経済の高度成長の終焉や少子高齢社会の到来によって近代以来の性別役割分業から新たな男女共同参画社会への変革が必然的な流れとなってきていること、などが論じられました。次回は、こうした近現代の社会の変化と男女共同参画社会への流れについて、法制度を中心に講義が行われる予定です。

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