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マイノリティとジェンダー(6月14日、担当:藤巻光浩)

 全学共通科目「男女共同参画社会とジェンダー」の9回目の授業が、6月14日(木)5限に行われました。

 今回は、個別領域ごとのジェンダーの問題を扱う各論部分の4回目になります。「マイノリティとジェンダー」と題して、国際関係学部准教授の藤巻光浩先生に講義をしていただきました。講義の冒頭では、マイノリティ概念を異なる視点から分析する試みとして、存在論的定義・概念ではなく関係性概念・定義へ着目する視座の転換の重要性が指摘されました。「性自認」に関する自らへの問いを出発点に、普遍・真理であるかのごとく扱われるマイノリティ概念を再検討し、ジェンダー概念にセクシュアリティ概念を加味した観点からの議論がなされました。LGBTQIA(Lesbian, Gay, Bisexual, Transsexual, Queer, Intersex, A-sexual)という言葉に代表される多様なセクシュアリティについて、また、しばしば強制的なものとなる異性愛中心主義(家父長制)の弊害についての議論では、セクシュアリティの多様性への気づきの必要性やセクシュアリティに関する思考停止状態からの脱却の可能性についても論じていただきました。さらに、講義では、黒人の定義をめぐる「ワンドロップルール」、米国軍の同性愛カミングアウト禁止ルール「ドント・アスク、ドント・テル」などの、アメリカ社会が経験してきたマイノリティやセクシュアリティに関する社会問題についても取り上げていただきました。

 次回は居城舜子先生をお招きし、「労働とジェンダー」をテーマに講義をしていただく予定です。

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