Top / 事業紹介 / 全学共通科目「男女共同参画社会とジェンダー」 / 2015年度「男女共同参画社会とジェンダー」イントロダクション

イントロダクション(4月16日、担当:犬塚協太)

 本センターが担当する2015年度全学共通科目「男女共同参画社会とジェンダー」が、4月16日(木)5限からスタートしました。

 この授業は、全学部の学生を受講対象とし、一人でも多くの学生が、大学入学後早期に男女共同参画社会への理解を深め、ジェンダーの視点を身につけて、ジェンダー平等な社会の実現に関心と意欲を持つことを目標に、本センターによって毎年前期に開講されている科目です。第1回目の授業では、まず新受講生を対象として、男女共同参画社会やジェンダーへの現在の理解度を知るための受講前アンケートが実施されました。続いて犬塚センター長が、「イントロダクション」として、「男女共同参画」や「ジェンダー」という概念が個人の社会のあり方にとって持つ意味を述べ、さらに授業展開の概要などの説明を中心に、全体のスケジュールと講師紹介、成績評価、レポート提出の注意などについてガイダンスを行いました。受講生も、1年生を中心としてさまざまな学部の学生が多数出席して熱心に受講していました。

 今年度もさまざまなテーマと多彩な講師陣で充実した授業が提供できるよう、本センターも取り組んでいきます。

DSCN3978.JPGDSCN3938.JPG

受講生の声

国際関係学部・1年・女性

 私はこれまで人権や男女共同参画社会について関心を持つことはあまりありませんでした。女性の社会進出がほかの先進国に比べて遅れているといわれる日本で、女性として18年間生きてきましたが、女性であるがゆえに苦労したことは特になかったと感じています。しかしそれは、私が子供であったため親や教師に守られていた、あるいは関わる大人が子供だからという猶予を与えていたからにすぎず、これから大人になるにあたって就職、結婚を含めた様々な場面で当事者になりえるという自覚が生まれ、この講義を受講することを決めました。

国際関係学部・1年・女性

 私はもともと男女共同参画社会やジェンダーという分野に興味がありました。自分の中でジェンダーというのは生物学的な性別ではなく、社会的につくられた性別というくらいの認識しかありませんでした。しかし、今日の話を聞いて、私たちの普段の生活とジェンダーという問題はもっと身近で密接に関わっているということに気づかされました。これからは様々な分野の先生方の講義を聞いて、さらにそれを発信していけたらと思いました。