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2016年度男女共同参画推進センターキャリア支援セミナー「学生対象メンターカフェ」が行われました

 7月28日(木)午後4時20分~5時50分、一般教育棟2103教室にて、「学生対象メンターカフェ」と題して、男女共同参画推進センターキャリア支援セミナーが行われました。

 これは、静岡市女性会館との共催により、女性会館が運営している女性のための人材データベース「Jo-Shizuメンターバンク」から3人のメンターをお迎えし、学生のキャリアデザイン支援をジェンダーの視点に基づいて考えるセミナーという形で実施されたものです。

 メンターは30代前半の若い世代の女性2人、男性1人(藤本青さん、坪内志のぶさん、水上泰章さん)。犬塚センター長の司会のもとで、それぞれのキャリアチャートに基づく現在までのハッピー度の変化と共に自己紹介が行われ、これまでの人生を振り返って、どのような人生のターニングポイントがあったかが具体的に話されました。続いてセンター長から、女性ゲストお二人に対しては仕事や職業のキャリアを続けていく上でどんな困難や問題があったか、男性ゲストに対しては子育てや家事のキャリアを続けていく上でどんな困難や問題があったか、さらにそれぞれの困難や問題にどのように対処し乗り越えてきたか、が質問され、各ゲストから具体的な経験を基にしたわかりやすい事例とご意見が語られました。その後学生からの個別の質問にも各ゲストには丁寧に回答していただき、最後に、ジェンダーに縛られずに仕事と家庭生活の両立をめざす社会人としてのキャリア形成のために、特に学生時代に何に取り組むべきか、何をやっておくべきか、という現役の学生に向けたアドバイスがジェンダーの視点を交えてさまざまに語られ、学生の今後の進路選択や卒業後のワーク、ライフ両面を含んだキャリアデザインに向けて多くの参考になるトークが展開されました。

 出席学生は各学部から4学年にわたって約140名の多数に上りましたが、特に1年生の参加が多く、男子学生も女子学生も特に偏りなく幅広い参加者が見られました。学生自身が将来の自らのキャリア形成にジェンダーの視点や課題を踏まえてどう取り組んでいくか、という身近な問題に早くから性別を問わず取り組んでもらいたいという開催の趣旨が活かされた形となりました。

 今後ともセンターとしては、こうしたセミナーなどの実施を通じて、全学の学生にジェンダー問題を意識しながら自分で主体的に自らのキャリアデザインを考える機会を提供し、ワーク・ライフ・バランスを性別にかかわらず実現できる社会を実現するための学生向け活動を積極的に展開していきたいと考えています。

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