「学生のための男女共同参画ワールド・カフェ」が開催されました
「平成25年度はばたきカフェ(新成人を祝う) 学生のための男女共同参画ワールド・カフェ やろうよ 男子会×女子会(だんじょかい)〜学生と学長の本音ミーティングin県大」が、1月16日(木)午後6時〜8時まで、学生ホール1階食堂で開催されました。
これは学長と学生とがさまざまなイベントを通して交流する「はばたきカフェ」の今年度2回目の催しとして、成人の日にちなんで新成人へのお祝いを目的に開催された交流会ですが、今回は男女共同参画推進センターの企画により、「学生のための男女共同参画ワールド・カフェ」として実施することになったものです。
今回は特に、男女学生、学長、教職員など、さまざまな年齢や立場の参加者がいくつかのテーブルに分かれ、また移動しつつ、男女共同参画をテーマに、自由に楽しく語り合う「ワールド・カフェ」がメイン企画として実施されました。会場には、各学部から男女学生約50名が集まり、また木苗学長、奥、室谷両副学長、深澤事務局長はじめ何人かの教職員も参加して盛会となりました。またこの会の模様はマスコミからも注目され、静岡新聞からの取材も受けました。
会は犬塚センター長の司会のもと、はじめに学長挨拶、新成人代表学生への記念品贈呈などが行われた後、いよいよ1テーブル4人ずつに分かれてのワールド・カフェが始まりました。
はじめに、9つのマス目を自分に関するキーワードで埋めた紙を使った「9マス自己紹介」でお互いに打ちとけた後、まず犬塚センター長によるミニミニ講義「数字で見る男女共同参画! 今の日本はこんな状況!」が短く行われて、男女共同参画の視点から見た日本の現状と課題について、特に男女の差の大きさを中心にさまざまな角度からのデータに基づく説明が行われました。
ここで基礎情報を共有した後、いよいよ第1ラウンド最初の話し合いテーマとして「問い① なぜ日本は、こんなにも男と女の差がある社会なのでしょう? 何がその差を作り出していると思いますか?」が示されると、早速各テーブルでは問いに関する参加者たちの熱心なトークが繰り広げられていきました。そして、途中各テーブル1名のホスト役以外の参加者は相互にテーブルを移動して第2ラウンドでの話し合いが行われました。
さらに、後半は新たな話し合いテーマ「問い② その差を埋めて、「男女がともに活躍できる社会」にするためには、何が必要だと思いますか?」について、さらに席を移動して第3ラウンドの話し合いが盛り上がり、最後にもとのテーブルに全員戻っての第4ラウンドでは、問い②に対する各テーブルごとの答えをワンフレーズでまとめ、一部のテーブルから発表をしてもらいました。最後に、女子は青、男子は赤の付箋紙に参加者全員が、各自この日のワールド・カフェに参加して自分が得られた、学べたと思う事柄を記入してもらって、まとめの紙や付箋紙は大きく模造紙に張り出して掲示し、この日のワールド・カフェは盛り上がりのうちに幕を閉じました。
参加者は4ラウンドを通して全員とても熱心に、かつくつろいで楽しい雰囲気の中で自由に話し合いが行えてもみな大変満足したワールド・カフェとなりました。学長の計らいで、パンなどの軽食、お汁粉、お菓子、ペットボトルのお茶などがふるまわれ、学生の皆さんも食事とトークをともに楽しみながら、男女共同参画の視点から自分立ちが生きていく社会とこれからの人生をあらためて見つめていくきっかけを作ることが出来た有意義なひとときとなりました。
このように、男女共同参画推進センターでは、これからも学生の皆さんに男女共同参画社会の意義を理解してもらい、学生の皆さん自身にとって身近な問題としてこのテーマを考えてもらうために、さまざまな企画を実施していきたいと考えています。
(当日の各テーブルでの話し合いのまとめの結果や、参加者各自が記した付箋紙の内容については、後日あらためて掲載する予定です。)